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「レインマン」兄は椎名桔平、弟は藤原竜也 「出会い」の化学変化、舞台で実感

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「レインマン」兄は椎名桔平、弟は藤原竜也 「出会い」の化学変化、舞台で実感

藤原竜也(右)と椎名桔平(左)が演じる2人の兄弟は、カジノで大金を手にする。中央は恋人役の中越典子 藤原竜也(右)と椎名桔平(左)が演じる2人の兄弟は、カジノで大金を手にする。中央は恋人役の中越典子

 対照的な兄弟が旅の中で心を通わせていく「レインマン」。映画史に残る名作映画を下敷きにした舞台が、藤原竜也と椎名桔平のダブル主演で20日から、新国立劇場(東京都渋谷区)で上演される。演出と上演台本を手がける松井周は、「魅力的だが自己中心的な弟と、自分を傍観者だと感じている兄が出会い、互いに変わっていく物語。誰かが自分を変えてくれる喜びを描きたい」と意気込む。

 経営に失敗して破産寸前のチャーリー(藤原)は、父の葬儀で重度の自閉症の兄レイモンド(椎名)の存在を知る。遺産目当てに彼を施設から連れ出し、旅を続けるうちに2人には本当の兄弟の絆が生まれる…。映画は1988年に米で公開され、アカデミー賞主要4部門を受賞するなど高い評価を得た。

 主演の2人は初共演。藤原は「舞台でしかできない表現を見つけたい。(椎名は)隣にいて頼りがいがあり、芝居だけでなく人間性も学ぶつもり」と笑顔。椎名は「人間性は学ばないで」と冗談を返し、「2人の兄弟としての成り立ちが軸になるので、その関係性を協力して作っていけたら」と藤原との共演に意気込みを見せる。

 松井は「劇中の兄弟と同じように、藤原竜也と椎名桔平の『出会い』の化学変化が、作品をどう育てていくのか。実験するような気持ち」と期待を寄せた。新国立劇場では8月4日まで。その後、静岡や福岡、大阪など全国で上演される。(電)03・3490・4949。(三宅令)

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