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「常時同時配信」NHK先行 肥大化が懸念 利便性向上、民放との協力が焦点

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「常時同時配信」NHK先行 肥大化が懸念 利便性向上、民放との協力が焦点

 テレビと同じ番組をインターネットで流す「常時同時配信」の実現で、NHKは公共放送からネットを活用した「公共メディア」への進化を目指す。同時配信により、視聴者はスマートフォンやタブレット端末で場所を選ばずにテレビと同じ番組を見られるメリットがある。NHKの肥大化を懸念する声が根強い中、同時配信をめぐる議論では、視聴者の利便性向上に向けた放送業界全体の今後の取り組みが注目される。

 テレビは基本的に自宅で視聴するメディアだが、ライフスタイルの変容とスマホなどの普及でメディア環境は激変している。同時配信の実現により、外出中でもスマホなどによる視聴が可能になれば利便性は格段に向上する。

 大災害や有事の際には、同時配信が情報伝達の面から大きな威力を発揮することも期待される。しかし、アクセスが集中した場合はつながりにくくなる可能性もあり、技術の進展でこうした課題が克服されるまでは地上波の補完的役割を果たすことになる。

 同時配信に必要となる基盤(プラットフォーム)の費用についてNHKは「初期投資で数十億円程度、ランニングコストで年間数十億~100億円を下回る規模」と試算する。平成32年度に7108億円の受信料収入を見込むNHKには賄える金額でも、民放1社にとっては大きな負担だ。

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