産経ニュース

人は神も悪魔もなく生きていけるのか 東京二期会がオペラ「魔弾の射手」、18日から上演

エンタメ エンタメ

記事詳細

更新


人は神も悪魔もなく生きていけるのか 東京二期会がオペラ「魔弾の射手」、18日から上演

東京二期会が上演するオペラ「魔弾の射手」の舞台 東京二期会が上演するオペラ「魔弾の射手」の舞台

 悪魔の手招きに引き込まれていくマックスに対し、恋人のアガーテは対照的な存在であると指摘する。

 「アガーテは救い主です。そのことは、神はどこにいるのかと問いかけるように始まる序曲の中にもはっきりと示されています。不安に捕らわれて音楽は消え入りそうになりますが、そこでアガーテの歌う明るく輝かしい旋律が登場します。アガーテこそ主人公で、唯一の希望、期待の星なのです。アガーテのいとこは、花嫁になる女性が泣いてはいけないと劇中で気丈に歌いますが、彼女の言葉は悪魔が操るビオラの旋律に導かれたもので全てウソなのです」

 原作の結末ではアガーテは魔弾に倒れ、マックスは罪人となるが、オペラではアガーテの命は救われ、森から現れた隠者に領主が説得されて、改心したマックスは1年後にアガーテと結婚することが許される。コンビチュニーは隠者を全てのことを動かしてしまう特別な人物とし、どんでん返しを行わせる。

 「神の代弁者として君臨する領主が森の隠者に説得されるのはありえないことでした。それでもウェーバーが生きた時代の人々は、それを覆すものがあることを本音として理解していました。領主より上の存在としてお金があるのです。お金には人の心を変えてしまう力があります。それは悪魔的な力です。ウェーバーは人々を支配してしまう力を脅威としていたのです」

 公演は18、19、21、22日。指揮はアルゼンチン出身で躍進目覚ましいアレホ・ペレス。悪魔役で元宝塚トップスターの大和悠河が出演する。

このニュースの写真

  • 人は神も悪魔もなく生きていけるのか 東京二期会がオペラ「魔弾の射手」、18日から上演
  • 人は神も悪魔もなく生きていけるのか 東京二期会がオペラ「魔弾の射手」、18日から上演
  • 人は神も悪魔もなく生きていけるのか 東京二期会がオペラ「魔弾の射手」、18日から上演
  • 人は神も悪魔もなく生きていけるのか 東京二期会がオペラ「魔弾の射手」、18日から上演
  • 人は神も悪魔もなく生きていけるのか 東京二期会がオペラ「魔弾の射手」、18日から上演
  • 人は神も悪魔もなく生きていけるのか 東京二期会がオペラ「魔弾の射手」、18日から上演
  • 人は神も悪魔もなく生きていけるのか 東京二期会がオペラ「魔弾の射手」、18日から上演
  • 人は神も悪魔もなく生きていけるのか 東京二期会がオペラ「魔弾の射手」、18日から上演
  • 人は神も悪魔もなく生きていけるのか 東京二期会がオペラ「魔弾の射手」、18日から上演
  • 人は神も悪魔もなく生きていけるのか 東京二期会がオペラ「魔弾の射手」、18日から上演
  • 人は神も悪魔もなく生きていけるのか 東京二期会がオペラ「魔弾の射手」、18日から上演
  • 人は神も悪魔もなく生きていけるのか 東京二期会がオペラ「魔弾の射手」、18日から上演
  • 人は神も悪魔もなく生きていけるのか 東京二期会がオペラ「魔弾の射手」、18日から上演
  • 人は神も悪魔もなく生きていけるのか 東京二期会がオペラ「魔弾の射手」、18日から上演
  • 人は神も悪魔もなく生きていけるのか 東京二期会がオペラ「魔弾の射手」、18日から上演

「エンタメ」のランキング