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指揮者・作曲家の近衞秀麿が生誕120年 7月に記念シンポとトークコンサート

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指揮者・作曲家の近衞秀麿が生誕120年 7月に記念シンポとトークコンサート

指揮をする近衞秀麿。胸にはフィンランド政府から授与された勲章をつけている=昭和42年5月(提供:近衞音楽研究所) 指揮をする近衞秀麿。胸にはフィンランド政府から授与された勲章をつけている=昭和42年5月(提供:近衞音楽研究所)

 日本人として初めてベルリン・フィルを指揮し、NHK交響楽団の源流となる国内初の常設オーケストラを結成するなど、楽壇に大きな業績を残した指揮者、作曲家の近衞秀麿(明治31〈1898〉~昭和48〈1973〉年)が生誕120年を迎え、7月28日に東京都港区の明治学院大学アートホールで記念のシンポジウムとトークコンサート、資料展示が行われる。

 近衞は公爵、篤麿の次男として生まれ、首相を務めた文麿を兄に持つ。早くから音楽に興味を示し、大正12年に渡欧してベルリンで名指揮者のエーリヒ・クライバー、パリでは作曲家のダンディに学んだ。

 渡欧2年目にはベルリン・フィルを日本人として初めて指揮し、自作の歌曲なども披露した。高く評価された近衞は昭和8年以降、ベルリン・フィルにたびたび客演を重ね、録音も残している。欧米各地の名門オーケストラを指揮し、フィンランドの大作曲家、シベリウスをはじめ、歴史的指揮者のフルトベングラーやストコフスキーとも交流を重ね、世界の第一線で活躍した。

 国内では大正13年に近衞交響楽団を創設、2年後には新交響楽団を結成するなどして現在のNHK交響楽団に続く源流を生んだ。作曲家としては北原白秋の詩に作曲した「ちんちん千鳥」、雅楽「越天楽」のオーケストラへの編曲などで知られるが、法政大学、立命館大学の校歌も手がけた。

 晩年は長老指揮者として幅広く活躍し、昭和48年に急逝するまで「おやかた」の愛称で親しまれた。追悼演奏会では前年に日本フィルハーモニー交響楽団と新日本フィルハーモニー交響楽団に分裂した2つのオーケストラの楽員が演奏をともにしている。

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