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魅惑のストップモーション・アニメーション「犬ヶ島」 ウェス・アンダーソン監督「まるで人形に命を吹き込む魔法」

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魅惑のストップモーション・アニメーション「犬ヶ島」 ウェス・アンダーソン監督「まるで人形に命を吹き込む魔法」

犬たちの冒険が手作り感あふれるストップモーション・アニメーションで描かれる 犬たちの冒険が手作り感あふれるストップモーション・アニメーションで描かれる

 人形や背景の緻密な描写一つ一つに日本文化への敬愛の念が込められている。東京・日比谷のTOHOシネマズシャンテなど全国で公開中のアメリカ映画「犬ヶ島」は、人形などを一コマずつ動かして撮影するストップモーション・アニメーションで作られた話題作だ。13年ぶりに来日したウェス・アンダーソン監督(49)は「この作品に携わっていた6年間は日本のことしか考えていなかった」と打ち明ける。(藤井克郎)

                   

 「グランド・ブダペスト・ホテル」(2014年)など、とぼけた味わいと鮮やかな色彩感覚で人気の高いアンダーソン監督だが、ストップモーション・アニメーションは以前に「ファンタスティックMr.FOX」(09年)で経験済み。「でもそのときは最初の1年は模索の期間で、やっとスタッフとも通じ合えるようになったと思ったら撮影が終わってしまった。今回はスタートの時点ですでに気心が知れていたので、最初から楽しんで作品作りができた」と笑顔で振り返る。

 日本を舞台にした「犬ヶ島」には、随所に日本文化への深い愛情と理解が垣間見える。主人公の少年が5匹の野良犬とともに飼い犬を探しにいく場面では、黒澤明監督の「七人の侍」のメロディーが高らかに鳴り響き、相撲、歌舞伎、和太鼓にセーラー服の女子高生と、これでもかとばかりに日本が登場する。

 「映画化の過程でいろんなことを学びました。最初は人形の着物が左前になっていたり、畳の敷き方がおかしかったり、ありとあらゆる間違いをしていた。でも日本人の協力スタッフがたくさんいて、その都度、指摘してくれました」

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