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山下洋輔が語る 亡き師、相倉久人さんへの思い 「フリー・ジャズへの転身、相倉さんの影響が大きい」

「出発点はどうしても相倉久人さんなんだ」と語る山下洋輔(斎藤良雄撮影)
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 ジャズ・ピアニストの山下洋輔(76)が、自身の師と仰ぎ、生前親交の深かったジャズ評論家の相倉久人さんへの思いを語った。もともとは主流派のジャズ・ピアニストだった山下が、フリー・ジャズに転じたのも、相倉さんへの思いがあったからだという。(兼松康)

                   

 「考えれば考えるほど、大事な人なんだよね」

 山下は相倉さんについて率直にこう語る。昭和40年代の初頭まで、主流派のジャズ・ピアニストだった山下は、昭和44年にフリー・ジャズに転じた。「一夜で変わったわけではなく、師匠と仰いだ相倉さんの影響が大きい」と明かす。

 山下は相倉さんについて、「誰でも認める正統派とか、正統派のまねがうまいからうまいというのを徹底的に嫌った人だった」という。既存の音楽にとらわれず、「好きなことを自分なりに表現する」という思いが核心部分にあったからだ。「それがジャズのいいところ」として、自分の好きなことを探すところからジャズが始まると教えてくれた。それが、山下の肘打ちや拳(こぶし)によるピアノ演奏につながっていく。

 「ただうまいレベルならクラシックにもたくさんいる。2つ、3つの音を聴いて『これはコイツだ』と分かってもらえることが大事」と山下は話す。

 相倉さんは「こうしろ、ああしろとは言わないし言えない。でも聴くことに関しては、人と違う深い聴き方ができる」と山下らに語ったという。相倉さんの話は多岐にわたった。

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