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【シネマプレビュー】リズと青い鳥

「リズと青い鳥」の一場面(C)武田綾乃・宝島社/『響け!』製作委員会
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 小説やアニメなどで展開する人気作「響け! ユーフォニアム」のスピンオフ。吹奏楽に打ち込む女子高生2人の、揺れ動く心模様を丁寧に描いたアニメ映画だ。

 吹奏楽部でオーボエを担当するみぞれと、フルートの希美は、高校生活最後のコンクールでソロの掛け合いを披露することになった。自他共に認める「親友」のはずの2人。だが、過去のわだかまりや、進路に対するすれ違いから演奏がかみ合わず、次第に距離を感じ始め…。

 監督は、「聲(こえ)の形」などを手掛けた京都アニメーションの山田尚子監督。物語の随所に架空の童話「リズと青い鳥」のエピソードが織り込まれ、独特の淡い色使いもあいまってアーティスティックな雰囲気が漂う。実写映画に近いカメラアングルなど、作品へのこだわりと熱量を随所に感じる。独占欲にも似た友情。友人への羨望と、自分への失望…。壊れやすい砂糖菓子のような繊細な作風は、合わない人には合わないと思うが、「これは私の話だ」などと心に強く響く人もいるだろう。21日、東京・新宿ピカデリーなどで全国公開。1時間30分。(本)

 ★★★★(★5傑作 ★4見応え十分 ★3楽しめる ★2惜しい ★1がっかり)

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