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【鑑賞眼】宝塚宙組「天は赤い河のほとり」 少女漫画のヒーローそのもの

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【鑑賞眼】
宝塚宙組「天は赤い河のほとり」 少女漫画のヒーローそのもの

「天は赤い河のほとり」に主演する新トップ、真風涼帆(右)と相手役の星風まどか(彦野公太朗撮影) 「天は赤い河のほとり」に主演する新トップ、真風涼帆(右)と相手役の星風まどか(彦野公太朗撮影)

 とにもかくにも、格好いい。宝塚歌劇団宙(そら)組新トップ、真風涼帆(まかぜ・すずほ)は175センチの長身を生かした華やかな立ち姿が麗しく、少女漫画のヒーローそのもの。登場場面で、舞台を成功させたといっても過言ではない。

 真風と相手役、星風まどかの本拠地お披露目公演「天(そら)は赤い河のほとり」(小柳奈穂子脚本・演出)「シトラスの風-Sunrise-」(岡田敬二作・演出)が兵庫・宝塚大劇場で上演中だ。

 「天は-」は漫画家、篠原千絵の人気作が原作。紀元前14世紀のヒッタイト帝国を舞台に、優れた才の第3皇子、カイル(真風)が現代日本からきたユーリ(星風)と理想の国を造るため、共に戦う姿を描く。

 主人公を軸にしながら、ヒロインら女性たちが運命を受け入れ、強く生きる姿も丁寧に描かれる。“壁ドン”、お姫さま抱っこなど“胸キュン”する原作の名場面も踏襲。真風はそれらをスマートにこなし、キザなせりふもさまに。早くもトップの風格を漂わせた。

 娘役トップ、星風は戦うヒロインの強さとかわいらしさを魅力的に表現。男役スター、芹香斗亜(せりか・とあ)は明瞭なせりふ回しと歌唱で芝居を引き締め、頼もしい。

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