PR

エンタメ エンタメ

仲代達矢 30年ぶり「肝っ玉おっ母」 最後のつもりで… 使命感に似た思い

Messenger

 作品は、17世紀の30年戦争を背景に、軍隊相手に商売を続ける“肝っ玉おっ母”アンナ(仲代)を通じ、3人の子供を失った戦争被害者が、同時に戦争受益者でもある皮肉を描く。ナチスの迫害を逃れたブレヒトが、第二次大戦が開戦した1939年、スウェーデンで執筆した。

 「この作品に戦争反対を唱える人は一人も出ない。戦争で食っている人ばかり出て、観客に判断を委ねる。開幕後、感想のお手紙をいっぱい頂きましたが、ほぼすべて『戦争は嫌だ』と書かれていました」

 仲代自身も12歳だった昭和20年、東京大空襲で九死に一生を得た。だが戦争体験を語れるようになったのは、最近だ。「向き合えなかった。僕自身、軍国少年でした。戦争に巻き込まれる国民の中には、生きるため、時代や権力者に順応する、おっ母と同じ精神がある。それはかつてのわれわれの姿なんです」。戦争を知る最後の世代として今、どうしても上演しなければ、という使命感に似た思いがわき、再演を決めた。

続きを読む

あなたへのおすすめ

PR

PR

PR

PR

ランキング

ブランドコンテンツ