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【鑑賞眼】固定観念打ち破る意欲作 宝塚歌劇団月組 「カンパニー」「BADDY」

 □宝塚歌劇団月組「カンパニー -努力、情熱、そして仲間たち-」「BADDY-悪党は月からやって来る-」

 王子さまではない。主人公はごく普通の現代日本のサラリーマン。が、いたらいいなと思わせる。そんな誠実な青年が舞台にいた。

 月組トップ、珠城(たまき)りょう主演「カンパニー -努力(レッスン)、情熱(パッション)、そして仲間たち(カンパニー)-」(石田昌也脚本・演出)「BADDY(バッディ)-悪党(ヤツ)は月からやって来る-」(上田久美子作・演出)は、ともに宝塚の固定観念を打ち破る、個性的な意欲作だ。

 芝居は伊吹有喜の小説が原作。会社員(珠城)が出向先のバレエ団で成長する姿をつづる。「リストラ」「ノルマ」と現実的な言葉が飛び交い、日本のバレエ団の厳しい現実も描かれる。珠城は誠実さもにじみ、役に現実味を持たせた。バレリーナ役の娘役トップ、愛希(まなき)れいかはさすがの芸達者ぶり。美弥(みや)るりかの硬軟織り交ぜた演技は圧巻だ。日常にもドラマや夢があると教えてくれる。

 芝居仕立てのショーは、宝塚史上初となる女性演出家の作だ。ヘビースモーカーの悪党たちが月から地球に来るコミカルな物語で人物設定が個性豊か。珠城が悪党役を軽快に演じ、演技の幅広さを見せた。

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