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【鑑賞眼】Bunkamura「オーチャード・バレエ・ガラ -世界名門バレエ学校の饗宴-」 世界図に日本組み込む炯眼

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「フローラの目覚め」を踊るワガノワ・バレエ・アカデミーの生徒ら(瀬戸秀美撮影)
「フローラの目覚め」を踊るワガノワ・バレエ・アカデミーの生徒ら(瀬戸秀美撮影)

 日本初、6カ国の有力バレエ学校の合同公演。海外コンクールの日本勢が注目される昨今、世界水準を日本で示し、バレエの世界図に日本を組み込む、主催劇場の熊川哲也芸術監督の炯眼(けいがん)である。

 日本では見る機会の少ない全12作品を上演。バレエの共通言語たる基本技術を押さえつつ、各校の個性が演目と生徒の踊りに反映され、興味深い。参加中で最古の露ワガノワ・バレエ・アカデミー(創立1738年)は、19世紀に初演された神話が題材の優雅な「フローラの目覚め」、パントマイムやロシアで発達した難技を含む「人形の精」で、古典の粋(すい)を見事に踊った。ウィーン国立歌劇場バレエ学校は、基本技術を生徒の年代・個性に合わせて構成した「プルチネッラ」など3作品。

 対して、ハーグ王立コンセルヴァトワールは、20世紀後半にオランダのダンスを世界的にした振付家、キリアンとファン・マーネンの現代作品をみずみずしく踊った。20世紀後半設立の学校では、独ハンブルク・バレエ学校が、同バレエ団芸術監督ノイマイヤーの「バッハ組曲2」を、独特の振り付け語彙を操り音楽性豊かに上演。オーストラリアとカナダの学校は、定番の古典抜粋と日本初演の現代作品で、生徒の技術と芸術的感性の幅を示した。

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