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【鑑賞眼】ホリプロ「密やかな結晶」 主演の石原さとみが舞台化を希望 記憶の消滅、幻想的に

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小説家の「わたし(石原さとみ、左)」と担当編集者の「R氏(鈴木浩介)」=渡部孝弘撮影
小説家の「わたし(石原さとみ、左)」と担当編集者の「R氏(鈴木浩介)」=渡部孝弘撮影

 “記憶狩り”の恐怖を描いた「密(ひそ)やかな結晶」。芥川賞作家・小川洋子の同名小説を原作に、劇作家の鄭義信が上演台本を書き演出した。小説を読んだ主演の石原さとみが、たって舞台化を希望したものだ。

 昨日まで存在していた物が消滅すると、その痕跡・記憶も抹消を強いられる。そんな異変が起きる島に住む小説家の「わたし」(石原)。「わたし」を幼いころから世話している「おじいさん」(村上虹郎)。「わたし」の編集担当者で“記憶保持者”であることを隠している「R氏」(鈴木浩介)。秘密警察が記憶保持者を摘発する中、大切な人を奪われたくない「わたし」は「R氏」を自宅の隠れ部屋に匿(かくま)う。

 SFっぽい話だが、鄭はドタバタ喜劇的な笑いと音楽劇的タッチで楽しく盛り上げる。原作とは違う変更も施し、記憶の消滅に直面する人間たちが生きる営みのいとおしさをファンタスティックに飾り立てている。

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