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平成29年「興収」2285億円、好調 洋画と邦画アニメ牽引 各社「積極的に海外進出」

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平成29年「興収」2285億円、好調 洋画と邦画アニメ牽引 各社「積極的に海外進出」

興収124億円を記録した「美女と野獣」。昨年の洋画興収を牽引した MovieNEX発売中/デジタル配信中(C)2018 Disney 興収124億円を記録した「美女と野獣」。昨年の洋画興収を牽引した MovieNEX発売中/デジタル配信中(C)2018 Disney

 平成29年の日本映画界は興行収入(興収)2285億7200万円と、比較可能な12年以降では過去最高を記録した昨年に次ぎ、2番目に高い数字を示した。映画会社などで構成する日本映画製作者連盟(映連、岡田裕介会長)が発表した昨年の統計と記者会見での発言から見えてくるものは何か。(高橋天地)

                  

 映連の発表では、29年の興収の構成比は、邦画の54・9%(1254億8300万円)に対し、洋画は45・1%(1030億8900万円)。邦画63・1%、洋画36・9%の前年に比べ、29年は洋画と邦画のシェアの差が一段と狭まった。

 映画ジャーナリストの大高宏雄氏は「29年の洋画興収がとても好調で、『美女と野獣』(124億円)をはじめ、トップ10入りした洋画はすべて40億円を超えた。過去に例がない」と、洋画がヒット作に恵まれたことを理由に挙げた。

 また、250億3000万円の興収を記録した28年の邦画アニメ「君の名は。」のような大ヒット作が出なかったことも「相対的に洋画のシェアを押し上げたようだ」とみている。

 今年の興収の動向については、大高氏は「『君の名は。』クラスの作品がなくても29年は歴代2位と大健闘した。洋画も邦画もある程度好調さを継続できる」と予測した。「ただ、邦画は実写作品に元気がなく、企画力が問われている」と警鐘を鳴らす。

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 29年の特徴として各社が言及したのは、邦画アニメの人気ぶりだ。邦画興収ベスト10のうち6本は「名探偵コナン から紅の恋歌」(68億9000万円)などアニメが名を連ねた。

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