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「ヤバイTシャツ屋さん」2作目フルアルバム 吉本ギャグ+京のイケズ
■ハードでポップ、疾走感あふれるロックサウンド
いかにも関西人らしい面白過ぎる歌詞と、ハードでポップで疾走感あふれる本格的なロックサウンドで地元・関西で中毒者が続出。結成5年目の今年、全国規模で人気が大爆発するといわれている男女3人組バンド「ヤバイTシャツ屋さん」。10日発売の2作目のフルアルバム「ギャラクシー・オブ・ザ・タンクトップ」は、ここ数年の日本のロック作品の中では群を抜く大傑作だ。大阪の吉本新喜劇のベタな笑いと京都のイケズの融合が希有(けう)なロックを生み出した。 (岡田敏一)
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こやまたくや(ギター、ボーカル)、紅一点、しばたありぼぼ(ベース、ボーカル)、もりもりもと(ドラム、コーラス)の3人で、平成25年、大阪芸術大学(大阪府)の軽音楽サークル内で結成した。
27年から活動を本格化し、男女ツインボーカルのスタイルで母校の最寄り駅(近鉄長野線の喜志駅)が題材の「喜志駅周辺なんもない」(27年)や、サビの関西弁が笑える「あつまれ! パーティーピーポー」(同年)などが大阪のロックファンに大受け。