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第4回JASRAC音楽文化賞 ロビン・トンプソンさん=琉球古典音楽の研究と振興 中野政則さん=團伊玖磨さんの合唱組曲を発掘し初演 智内威雄さん=左手のアーカイブプロジェクト主宰者

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第4回JASRAC音楽文化賞 ロビン・トンプソンさん=琉球古典音楽の研究と振興 中野政則さん=團伊玖磨さんの合唱組曲を発掘し初演 智内威雄さん=左手のアーカイブプロジェクト主宰者

JASRAC音楽文化賞を受賞した(左から)ロビン・トンプソンさん、中野政則さん、智内威雄さん JASRAC音楽文化賞を受賞した(左から)ロビン・トンプソンさん、中野政則さん、智内威雄さん

 日本音楽著作権協会(JASRAC)は、地道な活動で音楽文化の発展に貢献した個人や団体を顕彰する「第4回JASRAC音楽文化賞」を発表した。今年の受賞者には琉球古典音楽の研究や振興活動に30年以上取り組んできた、英国生まれの音楽学者、ロビン・トンプソンさん(67)ら3人が選ばれた。賞金は各10万円。

 トンプソンさんは、30年以上にわたり琉球古典音楽の研究と振興活動に努めた成果として平成28年に楽譜集「琉楽(りゅうがく)百控(ひゃっこう)」を発表。100曲の琉球古典音楽の三線譜、歌唱部分を精緻な五線譜で表し、楽曲の形式などの分析、歌詞の英訳などに努めた。

 ほかの受賞者と授賞理由は次の通り。

 中野政則さん(77)=「團伊玖磨さんの音楽を楽しむ会」代表。團伊玖磨さんが作曲した作品をゆかりの地で地域の人々と歌い継ぎ、知られていなかった合唱組曲を発掘し初演した。創作の舞台となった土地に住む人々と作曲家の思いを音楽の持つ力で結びつけた▽智内(ちない)威雄さん(41)=「左手のアーカイブ」プロジェクト主宰者。右手に神経疾患を発症した後「左手のピアニスト」として再起。左手のみで演奏できるピアノ作品に光を当て、埋もれた作品の発掘・紹介などに努めた。片手演奏の認知向上・普及振興により障害を持つ幅広い世代の演奏家を勇気づけ、音楽の新たな魅力と可能性を広げた。

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