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【寄稿】海外で共感得やすい日本舞踊 日本舞踊家・藤間蘭黄「文化交流使」随行記 舞踊評論家・桜井多佳子

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【寄稿】
海外で共感得やすい日本舞踊 日本舞踊家・藤間蘭黄「文化交流使」随行記 舞踊評論家・桜井多佳子

キエフでの「展覧会の絵」に出演する藤間蘭黄(中央手前)と寺田宜弘(同奥)、キエフ国立バレエ学校の生徒ら=5月27日、ウクライナcAlexandre Putrov キエフでの「展覧会の絵」に出演する藤間蘭黄(中央手前)と寺田宜弘(同奥)、キエフ国立バレエ学校の生徒ら=5月27日、ウクライナcAlexandre Putrov

 舞踊評論家の桜井多佳子さんが、夫で日本舞踊家、藤間蘭黄(らんこう)さん(54)の「文化交流使」としての海外活動に随行した。文化庁が、海外での日本文化理解を深めるため、芸術家らを指名し、派遣する活動。日本舞踊が海外でどのように受け止められたかリポートしてもらった。

                  

 夫・藤間蘭黄が文化交流使として今年3月末から4カ月間、海外で活動を行った。米ハワイからスタートしてヨーロッパに入りソウルに寄って帰国する、10カ国14都市で21公演を行う世界一周ルートだ。

 最初の活動地は米ホノルルとシアトル。公演には日系2世、3世の高齢者が多く集まり、清元「山帰り」などを懐かしそうに見入った。さらにニューヨーク大学などで講演も行った。

 実は50年前、蘭黄一家はNYに半年間住んでいた。当時、母・蘭景は現地で初リサイタルを行ったが、素踊り(役柄の鬘(かつら)や衣装を着けず踊る)がよく理解されなかったと感じたようだ。以後、海外公演では必ず解説をつけた。蘭黄もそれを踏襲、日舞を紹介する際は、動きの説明を入れる。今回もチェコ・プラハやハンガリー・ブダペストほか劇場公演で、レクチャーを行った。

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