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木村大作監督・撮影「散り椿」完成 「念願の美しい時代劇」

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木村大作監督・撮影「散り椿」完成 「念願の美しい時代劇」

野上照代、木村大作監督、小泉堯史の3人(左から)。木村監督の「小泉さんに脚本を」という願いを、野上が仲介したという (岡本耕治撮影) 野上照代、木村大作監督、小泉堯史の3人(左から)。木村監督の「小泉さんに脚本を」という願いを、野上が仲介したという (岡本耕治撮影)

見えてくる感じで」などと細かく指示し、自らカメラを操作する。

 木村監督は、「時代劇を撮ることは念願だった。黒澤さんなら本物そっくりのセットを作るけど、僕はお金がないから本物の場所で撮るんだ」と笑う。

 この日は、かつて黒澤組の助監督を務め、本作の脚本を担当した小泉と、スクリプター(記録係)だった野上照代(90)も参加。2人とも「黒澤さんも、しょっちゅうスモークをたいていたねえ」と懐かしそうだ。

 木村監督は、「いわばラブロマンス。男と女の美しい心の話だね」と解説。小泉は、「原作を大事に、自分が撮るつもりで書いた。そこにラブロマンスを感じたならうれしい」と語る。

 黒澤監督の「用心棒」などで豪快な殺陣を披露した三船敏郎の全盛期を知る木村監督と野上は、岡田について「殺陣のスピードは三船さん以上」と絶賛。小泉も「たたずまいが非常に美しい」と評価する。

 岡田は、「(木村監督が撮影を担当した)『追憶』のとき以上に、僕らに映画の面白さを伝えたい、という大作さんの思いが強く伝わってくる」と話し、「最高傑作になると思う」と仕上がりに期待を寄せる。

 篠の妹で、新兵衛に思いを寄せる里美役の黒木華(27)は「木村さんは所作より役者の気持ちや生理を重視してくれる」と笑顔。里美の弟、藤吾役の池松壮亮(27)は「木村さんが日々新しい、見たこともないものを目指している姿がとてもまぶしい」と語った。公開は平成30年。

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