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「子午線の祀り」成河の義経 「自分なり…余白に向き合う」

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「子午線の祀り」成河の義経 「自分なり…余白に向き合う」

さまざまな舞台で活躍する成河。休日には「酸素カプセルに入って脳を休める」という さまざまな舞台で活躍する成河。休日には「酸素カプセルに入って脳を休める」という

 萬斎が演じる知盛のせりふが台本上で一定の形に沿うように記されているのに対し、「義経には余白が残されている。だから、自分なりの捉え方もできる」と意欲的だ。そのうえで、「木下順二さんが書かれた情景を見せていければ」と話す。

 同作について特筆すべきは、「日本語の美しさ」だと強調する。「言葉の意味とリズムが“決まってくる”というのはこういうことだと分かった。気持ちがいいし、情景も浮かんでくる」

 近年は活躍が目覚ましく、さまざまな舞台で休む間もなく演じている印象だ。だが、役の切り替えには苦労しないという。「役中心」でなく、「作品中心」ととらえ、作品の意図を伝えることに注力しているからだ。

 もともと日本の演劇史にはまったことが演劇を志すきっかけ。自身、「日本の演劇史にどう貢献できるのか。それを突き詰めることを自分に課している」

 今回の作品については、「古典に一番いい形で出合わせてくれる作品。お客さんを古典へといざなうことができれば」と話している。

 23日まで、世田谷パブリックシアター。問い合わせは世田谷パブリックシアターチケットセンター(電)03・5432・1515。(兼松康)

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