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【映画深層】生命保険を解約して制作費を捻出 本業は実は…「よろずや探偵談」沢村東次監督のロマン 

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【映画深層】
生命保険を解約して制作費を捻出 本業は実は…「よろずや探偵談」沢村東次監督のロマン 

沢村東次監督(前列中央)を囲んでポーズを取る「よろずや探偵談」出演者の面々=東京都板橋区の居酒屋三本杉(藤井克郎撮影) 沢村東次監督(前列中央)を囲んでポーズを取る「よろずや探偵談」出演者の面々=東京都板橋区の居酒屋三本杉(藤井克郎撮影)

 まさにロマンと言っていいかもしれない。本業は自動車整備工場の経営。妻と2人の子供がいる幸せな家庭にも恵まれた。それが40歳を前にいきなり映画づくりに目覚め、長編第2作となる「よろずや探偵談」で劇場デビューを飾ることになった。「好きな人たちとやりたいことをやっているというのが一番」と、沢村東次監督(45)は映画への思いを口にする。

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 「よろずや探偵談」は、とにかく遊び心にあふれた娯楽作品だ。くたびれた40男の嶋(三浦知之)は探偵事務所を開くものの、実態は街の便利屋に過ぎなかった。だが助手の未央(くり子)とさまざまな雑用の依頼をこなすうちに、市の行政に絡んだどす黒い陰謀に巻き込まれていく。

 というストーリーもさることながら、サスペンスあり、笑いあり、エロスありと、ありとあらゆる娯楽の要素を詰め込んだ展開に加え、超個性的な出演者の面々、シネスコサイズのワイド画面に映える凝った映像と、沢村監督の高い志が前面に打ち出された意欲的な作品に仕上がっている。

 「自分のやりたいものをポンポンと挙げていって、それを脚本家の鳥海雄介さんにまとめてもらったが、時間やお金の制約もあって脚本通りにはいかなかったところもある。でも映画づくりができたことで満足しているので、そういう自分が楽しんでいる部分が映画にも出ているんじゃないかなと思いますね」とほほ笑む沢村監督だが、話を聞けば聞くほどユニークさが浮き彫りになってくる。

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