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【鑑賞眼】歌舞伎座「四月大歌舞伎」 猿之助「奴道成寺」で本領

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【鑑賞眼】
歌舞伎座「四月大歌舞伎」 猿之助「奴道成寺」で本領

 昼は他に若手女形連が新鮮な踊りを披露する「醍醐の花見」、市川染五郎の福岡貢、猿之助の万野、尾上松也の料理人、喜助らで「伊勢音頭恋寝刃(こいのねたば)」。夜に「桂川連理柵(かつらがわれんりのしがらみ)」。親子ほど年の離れた男女の悲恋を、坂田藤十郎の長右衛門と中村壱太郎(かずたろう)のお半、という祖父と孫の配役で。最後が「奴(やっこ)道成寺」。三つ面や、鞨鼓(かっこ)を打ち鳴らす踊りのさえなど、猿之助が今公演で万野、相模に次ぐ3役目の白拍子花子実は狂言師左近で、本領が一等発揮された。26日まで、東京・銀座の歌舞伎座。(劇評家 石井啓夫)

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