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【シネマプレビュー】「ぼくと魔法の言葉たち」

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【シネマプレビュー】
「ぼくと魔法の言葉たち」

ぼくと魔法の言葉たち ぼくと魔法の言葉たち

 物語に言葉を借りた珠玉のドキュメンタリー。2歳で言葉を失ったオーウェン・サスカインドは自閉症と診断され、医師から「一生話せないかもしれない」と言われる。だが、大好きなディズニー映画のセリフを借りれば語れることを、父親が発見。家族は会話を取り戻していく。その歴史と、成長したオーウェンの挫折、不安、孤独を現在進行形で描く。

 圧巻は、ロジャー・ロス・ウィリアムズ監督が、オーウェンの両親や兄へのインタビューを交えて家族の心情を正面から描いたこと。障害の有無にかかわらず、多くの親は、子供を守ろうとするあまり、傷ついたり失敗したりする前に手を出しがち。だが、人は誰でもそこで成長する。オーウェンにも挫折の“チャンス”が必要と考え、我慢して見守る両親の姿に観客はきっと共感するだろう。

 版権に厳しいディズニーが使用を許諾し、多くのキャラクターやシーンが登場する。ラストはライオンキングの一シーンをオーウェンが自身の人生になぞらえる。8日からシネスイッチ銀座ほかで全国順次公開。1時間31分。(美)

 ★★★★(★5傑作 ★4見応え十分 ★3楽しめる ★2惜しい ★1がっかり ☆は半分)

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