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文学座80周年 生誕150年で新作 大食漢の子規にみる生きる力

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文学座80周年 生誕150年で新作 大食漢の子規にみる生きる力

 今年は歌人、正岡子規(1867~1902年)生誕150年の節目。俳句と短歌の革新運動で知られる子規は、病床に伏しても無類の大食らいを貫いた。文学座が18日から、紀伊國屋サザンシアター(東京都渋谷区)で上演する新作「食いしん坊万歳!」(瀬戸口郁(かおる)作)では、そんなエネルギッシュな側面に光を当てた評伝劇だ。(飯塚友子)

                   

 子規と同郷の松山市出身、佐川和正(41)が子規を演じる。台本を一読し、「病気で苦しんだ人というイメージがあったが、生命力あふれる面が描かれ、見方が変わった」と驚きの表情を見せる。

 評伝劇で定評ある瀬戸口脚本は、子規の後半生を描く。新聞記者として、病気になっても紙面上で俳句革新運動を展開し、門弟と文芸誌「ほととぎす」を創刊。死を意識しながら、随筆「病牀六尺」の通り、驚異的食欲を見せる。

 演出の西川信廣(67)は「子規にとって生きることは闘いで、それは食べることにつながる。既成の価値観にとらわれない子規像は、閉塞(へいそく)感のある今、生きる力になるはず」と期待を込める。

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