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櫻井翔 車いすバスケの人間ドラマで2017年のスタートを飾る

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櫻井翔 車いすバスケの人間ドラマで2017年のスタートを飾る

新春の櫻井翔主演ドラマで妻役を演じた長澤まさみ 新春の櫻井翔主演ドラマで妻役を演じた長澤まさみ

 「撮影が終わって何だか喪失感があった。いい作品になる予定です」

 櫻井翔(34)は撮影後、謙虚にちょっとはにかみながらそう口にしたが、表情は自信に満ちていた。

 主演する新春ドラマスペシャル「君に捧げるエンブレム」(3日後9・0、フジテレビ系)は、将来を有望視されたJリーガー、鷹匠和也(櫻井)が不慮の事故で命の次に大事な脚を失うも車いすバスケという新たなスポーツに出合い、愛する人のため不屈の闘志で戦うヒューマン・ラブストーリー。実在の元パラリンピック選手をモデルに描いた作品である。

 櫻井は別の番組で障がい者スポーツの取材をしていく中、いろいろ思うところや伝えたいことが出てきたという。

 「2年ぶりとなるドラマという表現の中で(障がい者スポーツに)スポットライトを当てることができるのであれば、それはすごく光栄なことだと思う」

 身近にもいる。2歳下の後輩が車いす生活をしている。

 「自分に近い人がいると、さらに考える。今回車いすに乗る人として1カ月、準備を含めると2カ月くらい過ごすことになった。そうすると、車いす生活の人は物理的に何が大変かってことがよくわかった。和也として過ごす時間は貴重な時間だった」

 みどころは車いすバスケの迫力と人間ドラマを挙げる。

 「タイヤの焦げる音、ぶつかる衝撃・・・バスケとは違う魅力が詰まっている。その迫力を生の会場ではない“ドラマ”という表現でお伝えできることが一つのみどころ。そして、時に挫折感が映ることもあれば、立ち上がっていく時の泥臭さが映ることもあり、夫婦の深い愛情が見えることも。骨太の力強い作品になったと思う」

 妻役には初共演となる長澤まさみ、和也を追うスポーツ紙記者に香川照之、車いすバスケの戦友に市原隼人、ライバルに安藤政信、そのほか小林薫、倍賞美津子、田中哲司、かたせ梨乃ら豪華共演者がそろう。

 「本物の安藤さんにパスを送っている、本物の香川さんと芝居をしている、すげえ~って(笑)。なかなかお会いできる人ばかりじゃないので。そして、長澤さんには引き立たせてもらっているな、と。けんかしているシーンが多くて、でもそのけんかがかわいらしく描かれている。信頼ある夫婦みたいな。居心地がよかった」

 そんなコメントに応えるように、安藤は「スタッフ、キャストと妥協を許さず作り上げる作品に出合えたことに感謝」、市原も「(櫻井さんらは)始まる前から同じ方向を向いているような人たちで、朝から自然と一緒にスイッチが入りとてもやりやすかった」と返した。

 「謎解きはディナーのあとで」「家族ゲーム」「阪神・淡路大震災から15年神戸新聞の7日間~命と向き合った被災記者たちの闘い~」などヒットドラマに主演してきた櫻井。「2017年がこういう形でスタートできるのはうれしい。東京五輪(2020年)あたりで19歳くらいになっている人が『15歳のときにドラマを見て、これをやるきっかけになりました』みたいなことが起こっていたらうれしい」と締めくくった。

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