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PUSHIM「THE ノスタルジックス」 もう一つの魅力、昭和を歌う

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PUSHIM「THE ノスタルジックス」 もう一つの魅力、昭和を歌う

「カバーをやり始めて、年齢層の高いお客さんも増えた」と話すPUSHIM=10月25日、東京都渋谷区(兼松康撮影) 「カバーをやり始めて、年齢層の高いお客さんも増えた」と話すPUSHIM=10月25日、東京都渋谷区(兼松康撮影)

 「クイーン・オブ・レゲエ」の異名を取るシンガー、PUSHIMが昭和を歌っている。11月に発売したカバーアルバム「THE ノスタルジックス」がそれ。「自分にないものを自分に取り入れる感じ」というカバー曲はPUSHIMのもう一つの魅力として確立している。

 PUSHIMのカバーアルバムは4年ぶり。前作の「The Great Songs」は当初、「カバーのはやりに簡単に乗っかっていいのか」という自問自答を繰り返した。だが、「自分の曲は自分の癖なども気にせずに歌っていたが、カバー曲は自分にない言葉も出てくる。とても勉強になった」と振り返る。

 前作が年代や洋・邦楽を問わず収録したのとは異なり、ライブ収録の1曲を除き、1950~70年代の邦楽、または日本語詞のついた洋楽カバー曲を集めた。

 幼少時から「家族が全員音楽が大好きで、よく歌っていた」といい、「この年代の楽曲には情緒があり、歌詞も説明し過ぎず、行間で映像が見えてくる歌が多いと感じた」という。

 「黄昏のビギン」はもともと水原弘の歌だが、「ちあきなおみさんのカバーの方で覚えていた。でも、父も水原さんが好きで、よく口ずさんでいたのを覚えている」という思い出の曲。山口百恵の「プレイバックpart2」は、「ライブで歌うとショーアップされて。去年のツアーでも盛り上がった」という。「リンゴ追分」はライブで最もよく歌うカバー曲の一つ。「せりふがだんだん濃いめになってきた」と笑う。

 27日にはビルボードライブ東京、30日には同大阪でのライブが待つ。大人の空間を楽しめるライブ会場にふさわしいカバー曲の数々を「楽しみにしてもらえたら」とPUSHIM自身も腕をぶしている。(兼松康)

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