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【鑑賞眼】てがみ座「燦々」 「表現者の業」追求にすがすがしさ

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【鑑賞眼】
てがみ座「燦々」 「表現者の業」追求にすがすがしさ

 だが、これは通常の伝記劇とは一味異なる。人物は現代風の言い回しで語り、気難しいはずの北斎の演技も軽い。それがむしろ、現代に通じる普遍性をもたらす。いかに人間を描き、その背景に社会を描くか。その問いは作者自身に重なるようでもあり、表現者の業を追求した誠実な作劇がすがすがしい。

 13日まで、東京の座・高円寺1。兵庫でも上演。(演劇評論家 小山内伸)

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