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アマゾン読み放題サービスで一部配信停止 出版社反発「憤っている」 消費者置き去り「課題残す手法」

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アマゾン読み放題サービスで一部配信停止 出版社反発「憤っている」 消費者置き去り「課題残す手法」

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 講談社は「作品を提供するため、1年がかりで作家らを説得した。それを無断で止めた。どのような姿勢で日本でビジネスを行っていくつもりか問いたい」と訴える。一方、アマゾンは「音楽や動画に代表される定額利用型のサービスと同様に対象作品は随時変動している」と話し、契約違反ではないと主張する。

 そもそも、上乗せ契約は、開始前から「支払いが増え過ぎるのでは」と危惧されていた。出版関係者からは「米国と違って、日本では短時間で読める漫画や雑誌、写真集に人気が集中する。アマゾンが日本の読者の傾向を読み違えたのでは」との見方も出ている。

 著作権問題に詳しい福井健策弁護士は、配信停止が人気作品を中心に行われたことに注目。「人気作品を途中でなくすのは『おとり商品』のようにも見え、不正競争防止法や景品表示法など法的な課題を残す手法だ」と指摘する。

 これまでも出版社とアマゾンの対立はたびたび表面化。2年前には、書籍の販売価格の10%をポイントとして還元する同社の学生向けサービスに反発した中小出版3社が同社への出荷を停止。また、ネット通販を巡っては今年8月、アマゾンが出品業者に不当な契約を求めた疑いがあるとして、公正取引委員会が立ち入り検査を実施している。

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