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【花形出番です】歌舞伎俳優・中村宜生(よしお)さん(15)(1) 大きくしたい「歌之助」

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【花形出番です】
歌舞伎俳優・中村宜生(よしお)さん(15)(1) 大きくしたい「歌之助」

歌舞伎俳優・中村宜生(なかむら・よしお)さん(寺河内美奈撮影) 歌舞伎俳優・中村宜生(なかむら・よしお)さん(寺河内美奈撮影)

 10月の四代目中村歌之助襲名を控え、喜びと頑張らなければ、というプレッシャーを感じています。

 「歌之助」は初代中村歌右衛門の幼名ですから、成駒屋(屋号)最初の大事なお名前。兄の2人(国生(くにお)、宗生(むねお))とは、また違う緊張感があります。でも、父も14歳で橋之助を襲名しました。僕も父と同じ道をたどり、僕の代で父と同じように大きな名前にしたいと思います。歌之助を名乗るからには古典を守り抜きたいですし、また、世話物も好きですから、それらを中心に精進したいと思います。

 物心ついたときから歌舞伎一色の変わった子供でした。家族が野球中継を見ていても、僕は別の部屋で「歌舞伎チャンネル」。日記の表紙にも隈取(くまど)りを描いたりして、先日も幼稚園時代の先生にお目にかかったとき、「君は歌舞伎一筋だった」と笑われました。

 よく「おじいさん(七代目中村芝翫(しかん))そっくり」「隔世遺伝」と言われます。それは子役時代、祖父と共演する機会が多かったからかもしれません。印象深いのは平成20年、小学1年で出演させていただいた「盛綱陣屋(もりつなじんや)」の小四郎役。祖父は盛綱母の微妙(みみょう)役で、孫の小四郎に切腹を勧めるため、一対一で台詞(せりふ)を交わす場面がありました。普段は優しい祖父の目が別人のように一変し、その迫力に圧倒されました。

 尊敬する祖父に似ていると言われるのはうれしいです。実は、祖父の携帯電話の番号を引き継いだのですが、話し方まで似ているそうで、電話で何人か驚かせてしまいました。(談)

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