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【君の名は。動画付き】新海誠監督が大ヒットアニメの舞台裏を語った…「1分たりとも退屈させない作品を」

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【君の名は。動画付き】
新海誠監督が大ヒットアニメの舞台裏を語った…「1分たりとも退屈させない作品を」

「君の名は。」のワンシーン。夢の中で出会った男女の数奇な運命が描かれる 「君の名は。」のワンシーン。夢の中で出会った男女の数奇な運命が描かれる

 すると、小野小町の「思ひつつ寝ればや人の見えつらむ 夢と知りせばさめざらましを(あの人を思いながら寝たから、夢で出会ったのだろうか。夢と分かっていれば目覚めずにいたのに)」があった。そこから、「夢で出会う男女」を発想しました。

 第1稿から、ストーリーはほぼ同じ。あのエンディングも最初から迷いはありませんでした。あれ以外は考えられなかった。

 《“彼は誰時”(かわたれどき、夕暮れ時)に2人が初めて出会うシーンの描写など、これまでの新海作品の要素がすべて詰め込まれたような印象がある一方、登場人物が次々と振り返ってポーズを決めるオープニングのような、従来の作風とはまるで違う描写もある》

 今回は、新海誠の名を知らない人に見に来てほしかった。だから「この手法は前回使った」などと考えず、僕の得意なものを全部つぎ込みました。

 オープニングシーンはサービスのつもりです。たぶん、この作品は音楽も物語のテンポも過剰な作品。(人気バンドの)RADWIMPSのようなロックをテーマ曲に採用したこともシネフィル(映画通)には不評かもしれない。でも、そういった層に背を向けられても、新しさや過剰さ、疾走感を「良い」と思ってくれる大きな層を狙いたかった。そういう意味では、僕の決意表明のようなものです。

 《クライマックス間際、三葉として目覚めた瀧が“ある行為”で観客の笑いを誘う。要所要所のユーモアでストーリー進行の緩急を操る手法に、これまでにない力量を感じる》

 あれは、第1稿から書いていました。1回、ここでほっとして笑ってもらおう。そうじゃなきゃいけないと思った。今回、川村元気プロデューサーらから「この作品はシリアスになり過ぎたり、しっとりし過ぎない方がいい」という意見が出されていたこともありますが、以前より高い場所から全体が見えるようになった気がします。

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