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「描き続ける仲間いなくなった」 さいとう・たかをさんら『こち亀』の魅力語る 呉智英さん、一本木蛮さんも

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「描き続ける仲間いなくなった」 さいとう・たかをさんら『こち亀』の魅力語る 呉智英さん、一本木蛮さんも

『こちら葛飾区亀有公園前派出所』 (c)秋本治・アトリエびーだま/集英社 『こちら葛飾区亀有公園前派出所』 (c)秋本治・アトリエびーだま/集英社

 少年漫画誌「週刊少年ジャンプ」(集英社)で昭和51年から連載されてきた秋本治さん(63)の人気漫画『こちら葛飾区亀有公園前派出所』が、同誌の17日発売号で終了する。競争が激しい主要少年漫画誌での40年にも及ぶ長期連載はほかに例がない。偉業を可能にした『こち亀』の魅力について、識者に聞いた。

                   

トレンド巧みに40年 評論家・呉智英さん

 ギャグ漫画は初期設定が大事。一般的に警察官といえば堅苦しく真面目なイメージだが、主人公の両さんはやんちゃでわがまま。そのギャップが面白い。同僚警官は美男美女で上司はうるさ型と、個性的な脇役の設定もいい。ギャグ漫画の王道といっていいだろう。

 また、日本社会の特性として、警察などの権威をギャグにしても大きなクレームがなく、描かれた当事者も親しみを持ってもらえると好意的に捉えている。そこが長く続いた理由の一つでもある。さらに、スーパーカーやたまごっちなど、その時々の最新トレンドを題材に取り入れたことや、一話読み切りの形式が、新しい読者を獲得しやすいという利点もあった。

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