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「才能は自分で大きくする」バイオリニスト・徳永二男、楽壇生活50周年 7日に記念コンサート

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「才能は自分で大きくする」バイオリニスト・徳永二男、楽壇生活50周年 7日に記念コンサート

宮崎国際音楽祭で演奏する徳永二男 (宮崎国際音楽祭提供) 宮崎国際音楽祭で演奏する徳永二男 (宮崎国際音楽祭提供)

 その後、名教師でチェリストの斎藤秀雄らが設立した桐朋学園子供のための音楽教室に通った。小澤征爾らを育てた斎藤も厳しい教師だった。

 「小学5年から音楽教室に通いました。兄の兼一郎(チェリスト)が斎藤先生の弟子で、兄のレッスンに付いていったのです。桐朋女子高からディプロマコースに進学し、学校のオーケストラでコンサートマスターをしていました。練習は毎週金曜で、その日はおなかが痛くなるくらいでした。斎藤先生は眼鏡をたたきつけて、譜面台を足蹴りして怒ります。最初は軽く怒り、指導に応えて演奏すると、今度は『なぜ、最初からそうやらないんだ』と本気で怒鳴られました」

 まだ学生だった19歳のとき、当時、史上最年少で東響のコンサートマスターに就任。音楽監督の秋山和慶から「一緒にやってくれないか」と誘われた。父親が東響にいたため、縁がないわけではなかった。

 「子供の頃、斎藤先生に持っていく月謝がなく、両親が夫婦げんかをするんです。父親は『自分が何とかするから持っていけ』と。母親も仕事に出ていました。親の苦労を知っていましたから自活しようと常に思っていました。斎藤先生からは『もっと勉強しろ』と言われました」

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