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すぎやまこういち ドラクエ30周年 愛嬌ある飽きのこない曲に

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すぎやまこういち ドラクエ30周年 愛嬌ある飽きのこない曲に

ゲーム音楽の話題になると、一段と楽しそうに語る作曲家、すぎやまこういち(伴龍二撮影) ゲーム音楽の話題になると、一段と楽しそうに語る作曲家、すぎやまこういち(伴龍二撮影)

 ゲームソフト「ドラゴンクエスト(ドラクエ)」の第1作発売から今年で30周年。世界でシリーズ累計6800万本以上を売り上げる人気ソフトだ。その音楽を手掛けるのが作曲家、すぎやまこういち(85)。ゲームの魅力を引き立てる作曲のコツを聞いた。

 「ドラクエの打ち合わせ会議では、漫画家の鳥山明さんの下絵を見せてもらいます。そして、ゲームデザイナーの堀井雄二さんのイメージを聞きます。それらについて考えていると、音楽が脳裏に浮かぶんです」

 すぎやまはゲームに登場するモンスターたちについても語った。「ドラクエのモンスターたちは、どこかチャーミング。このため、闘う曲もひたすらおどろおどろしい曲にはならない。愛嬌(あいきょう)が音楽に表れると思う」

 有名な「序曲」のフレーズも打ち合わせ直後に誕生したという。「ドラクエX いにしえの竜の伝承」のサウンドトラック収録曲「聖鳥のアルペジオ」も堀井の竪琴のイメージで、「ハープ主体の音楽になりました」。

 このサウンドトラックなど3種類のCDを30周年の今年、同時発売した。6~8月は奈良、東京、京都、鳥取などで、オーケストラによるドラクエコンサートも行う予定だ。

 「ゆっくり戦略を考える時間があるのがドラクエのゲームの特徴。その間も音楽が流れるので、飽きない曲が求められる。お手本は、長年ふるいにかけられても残っているクラシック音楽。オーケストラの音色をベースに曲を作っています」(竹中文)

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