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【スクリーン雑記帖・予告編つき】排他主義のヒトラーを演じた独男優は「難民受け入れに賛成」だった? 映画「帰ってきたヒトラー」

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【スクリーン雑記帖・予告編つき】
排他主義のヒトラーを演じた独男優は「難民受け入れに賛成」だった? 映画「帰ってきたヒトラー」

映画「帰ってきたヒトラー」でヒトラーを演じたオリバー・マスッチは大好きな寿司をパクリ=東京・六本木(伊藤徳裕撮影) 映画「帰ってきたヒトラー」でヒトラーを演じたオリバー・マスッチは大好きな寿司をパクリ=東京・六本木(伊藤徳裕撮影)

 「ヒトラーは生きている!」という都市伝説はたまに耳にするが、本人がタイムスリップしてくるとは何とも大胆な発想だ。公開中の「帰ってきたヒトラー」(デビッド・ベンド監督)は、独総統アドルフ・ヒトラー(1889~1945年)が現代に現れモノマネ芸人として大ブレークする話だ。この映画が面白いのは、他民族に対して排他的なヒトラーが舞い戻ったドイツが、欧州内でも難民に対して最も寛容な国になっていたことだ。

 ヒトラーは1945年4月30日に命を失ったはずが、現代のドイツで目覚める。テレビディレクターをクビになり、復帰するための特ダネを探していたザバツキ(ファビアン・ブッシュ)は、ヒトラー本人と気づかずに「ヒトラーが現代のドイツを闊歩する」という番組を企画し大ヒットするが…。

 原作はティムール・ベルメシュが2012年に発表した風刺小説。原作との大きな違いは、映画では難民問題を大きく取り上げていることだ。ヒトラーを演じたオリバー・マスッチ(46)は「映画を撮り始めたころは難民問題は今ほど深刻ではなかった」と語る。「欧州の政治家はこれまで見て見ぬふりをしていた難民がいきなり押し寄せたので、“どうしよう”と戸惑っている。『民族の大移動』なので柵を作っても止められない。異質なものに対しては誰でも不安を感じる。一方で難民たちも祖国を離れてとても不安になっている。難民の国々が安定するために支援しなければならないし、逃げてくる難民の人たちを受け入れなければいけない」

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