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【シェークスピアと私】深化する永遠の愛…今再び「ロミオとジュリエット」 森下洋子 舞踊歴65周年記念

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【シェークスピアと私】
深化する永遠の愛…今再び「ロミオとジュリエット」 森下洋子 舞踊歴65周年記念

「ロミオとジュリエット」に主演する(左から)垰田慎太郎、森下洋子、刑部星矢(福島範和撮影) 「ロミオとジュリエット」に主演する(左から)垰田慎太郎、森下洋子、刑部星矢(福島範和撮影)

 松山バレエ団が5月、森下洋子(67)の舞踊歴65周年を記念し、「ロミオとジュリエット」(清水哲太郎演出・振り付け)を6年ぶりに上演する。清水版は昭和55年初演で、文化庁芸術祭大賞を受賞した同バレエ団の代表作。これまで清水と森下が主演してきたが、今回、ロミオ役に若手を抜擢(ばってき)。世界的プリマと共演する、伝統と次代を予感させる舞台になりそうだ。(飯塚友子)

 原作者のシェークスピア没後400年と、前人未到の舞踊活動を続ける森下の節目が重なった公演。だが、同バレエ団総代表でもある清水は「節目を意識したのではなく、民族や宗教、地域間の対立が続く今こそ、この作品を上演したかった。ジュリエットは森下の十八番(おはこ)。年々、表現を深化させている、今の森下のジュリエットをお見せしたかった」と、上演に込めた思いを語る。

 対立する2つの名家に生まれたロミオとジュリエットが、命懸けで愛を貫く悲劇。バレエ作品は、若い2人の悲恋が露作曲家、プロコフィエフの名旋律に彩られる。森下にとっても舞踊歴50周年に踊った特別な作品だ。「このドラマチックで素晴らしい曲を体で吸収し、表現しなければならない。物語、ジュリエットの心情…。すべてが音楽とともにあります」

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