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ロックの遙かなる源流たどる旅 ボブ・ディラン…来日公演で圧倒的な存在感

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ロックの遙かなる源流たどる旅 ボブ・ディラン…来日公演で圧倒的な存在感

2年ぶり8度目の来日公演の初日、熱唱するボブ・ディラン=4日、東京・渋谷のBunkamuraオーチャードホール(土居政則撮影) 2年ぶり8度目の来日公演の初日、熱唱するボブ・ディラン=4日、東京・渋谷のBunkamuraオーチャードホール(土居政則撮影)

 2年ぶり8度目の来日公演で話題を集める米の伝説的ロック歌手、ボブ・ディラン。日本は1988年から続けている「ネヴァー・エンディング・ツアー」のスタートの国でもあり、ファンの視線も熱い。初日となった4日、東京・渋谷の「Bunkamuraオーチャードホール」では、74歳という年齢を感じさせない圧倒的な存在感で約2000人の観客を圧倒した。

 薄暗い照明の下、西部開拓時代の米国の場末の酒場で演奏する地元の古参バンドといった風情で、「アイム・ア・フール・トゥ・ウォント・ユー」「メランコリー・ムード」などを披露。40~50年代に活躍した往年の米歌手、フランク・シナトラがヒットさせた米のスタンダード曲の数々をゆったりしたカントリー・ロック風に再現した。

 イブ・モンタンやシナトラが歌ったシャンソン「枯葉」(49年)を原曲に忠実にさらっと歌い、アンコールでは「風に吹かれて」(63年)と「ラヴ・シック」(97年)が登場。とりわけソリッドなギター・リフのイントロで始まるハード・ロック風の「ラヴ・シック」は圧巻だった。74歳が、あのダミ声で「恋患いで俺は死人のようだぜ」と歌うさまにドキリとさせられる。

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