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向田邦子賞に「ちかえもん」の藤本有紀さん 同賞初の時代劇、「対抗馬見あたらず」で全員一致

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向田邦子賞に「ちかえもん」の藤本有紀さん 同賞初の時代劇、「対抗馬見あたらず」で全員一致

第34回向田邦子賞を受賞した脚本家の藤本有紀さん 第34回向田邦子賞を受賞した脚本家の藤本有紀さん

 優れたテレビドラマの脚本家に贈られる第34回向田邦子賞が5日、NHK総合の時代劇「ちかえもん」を手掛けた藤本有紀さん(48)に決まった。同賞に時代劇が選ばれたのは初めて。賞金300万円。贈賞式は5月31日、東京・内幸町の帝国ホテルで行われる。

 藤本さんは平成11年のフジテレビ系ドラマ「鬼の棲家」でデビュー。これまでに、NHK連続テレビ小説「ちりとてちん」(19年)や大河ドラマ「平清盛」(24年)などを手掛けた。

 「ちかえもん」は、主人公の近松門左衛門(松尾スズキ)が元禄時代を代表する人形浄瑠璃「曽根崎心中」を書き上げるまでを描いたオリジナル時代劇。近松が現代語をしゃべったり、昭和の名曲を替え歌で口ずさんだりするなど、一風変わったキャラクターやせりふがドラマファンの間で話題となった。

 藤本さんは「狙って新しいことをやろうと思った記憶はないのですが、『今までとは違うものを書きたい』という気持ちは最初からありました。プロットを書いている段階で、もう近松は現代語をしゃべっていました。今回の受賞は本当にうれしいです」と語った。

 選考委員で脚本家の池端俊策氏は受賞理由について、「今回はこの『ちかえもん』が抜群に面白く、あまり対抗馬が見当たらないくらいだった。(藤本さんは)非常に力のある方で、脚本に力がみなぎっている。選考委員の全員一致で決まった」と語った。

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