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忘れない 3・11未公開映像が伝える「人間の勇気と強さ」

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忘れない 3・11未公開映像が伝える「人間の勇気と強さ」

宮城県石巻市での消防による救助活動(岡山県消防防災航空隊提供) 宮城県石巻市での消防による救助活動(岡山県消防防災航空隊提供)

 東日本大震災からまもなく5年となる4日午後9時から「消防と震災」をテーマに、報道スペシャル番組「消防隊だけが撮った0311 彼らは『命の砦』となった」(フジテレビ系)が放送される。

 震災当時、消防が撮影した未公開映像の数々を同局が独自入手。5年たった今だからこそ語れる多くの証言で、消防の奮闘と葛藤を描く。そこには「人間の勇気と強さ」(石田英史チーフプロデューサー)を感じ取ることができるという。

 震災では津波被害の一方で、累計135件もの「同時多発火災」が発生していた。その中でも宮城県気仙沼市で最大規模の「津波火災」と向き合った消防指揮官がいる。佐藤誠悦さん(当時58歳)。津波で最愛の妻を失いながらも、部下を引き連れ消火活動の最前線で奮闘した。だが、町の消火栓は全壊し、ポンプ車も満足に集まらない。そんな逆境の中で、大火災と彼らはどう闘ったのか。現場へかけつけた東京消防庁の映像を交えながら知られざる消火活動の一部始終を伝える。

 岩手県南三陸町の中心地に位置する公立志津川病院では、津波にのまれ入院患者や看護師ら70人以上が犠牲となった。浸水したままの病院は“陸の孤島”となり、取り残された300人にも命の危険が迫っていた。薬は底をつき、生命維持装置も停止、酸素ガスも残り少なくなり、老人や子供が次々と倒れていった。警察署や消防署が甚大な被害を受け身動きが取れない中、病院に取り残された人々を救い出したのは、名もなき地元消防団の6人だった。

 福島第一原発が危機的状況に陥り、自衛隊と警察による放水が成果をあげられなかった後、最後の砦として放水作戦を命じられたのが、東京消防庁だった。前例のない作戦に参加したのは、ハイパーレスキュー隊の精鋭たち。初公開映像となる3号機「深夜の放水作戦」。放射線測定器が鳴りやまない中、彼らはどう闘ったのか。

 あの日を決して忘れない・・・。多くの未公開映像からは、命懸けで故郷を守り、一人でも多くの命を救おうとした消防の闘いが映し出されている。ナレーションは、大杉漣が務める。

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