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【シネマプレビュー】「オデッセイ」(リドリー・スコット監督) 火星に1人残された男のサバイバル描くSF大作

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【シネマプレビュー】
「オデッセイ」(リドリー・スコット監督) 火星に1人残された男のサバイバル描くSF大作

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 火星に1人取り残された男の懸命なサバイバルを描くSF大作で、米アカデミー賞作品賞など7部門にノミネートされている。ダークな世界観が得意のリドリー・スコット監督が、今回は驚くほど明るく力強い作品に仕上げた。

 火星探査中のクルーが猛烈な嵐に見舞われ、撤退を決断。しかし、途中でワトニー(マット・デイモン)が事故で行方不明となる。メリッサ船長(ジェシカ・チャステイン)は彼が死亡したと判断し、宇宙船で火星を脱出。だが、無人の惑星でワトニーは意識を取り戻した…。

 地球から約2億キロ離れ、通信手段は皆無。居住施設にはわずかな食料しかなく、次の宇宙船が来るのは4年も先。それでも、ワトニーは生きることを諦めない。彼が知識を総動員して、空気、水、食料を作り出していく様子が、緻密な科学考証に基づいて描かれていく。常にユーモアを忘れず、あきれるほどポジティブなワトニーのバイタリティーに圧倒される。

 また、彼の救出に全力を傾けるメリッサ船長や地球のスタッフの描写も胸を熱くさせる。5日、全国公開。2時間22分。(耕)

 ★★★★☆(★5傑作 ★4見応え十分 ★3楽しめる ★2惜しい ★1がっかり ☆は半分)

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