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【女優インタビュー】母校に埋めたカプセルを掘り起こそう 福島を再訪した女子高生らが見た物は…石井杏奈、ドラマを再編集した映画に主演して

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【女優インタビュー】
母校に埋めたカプセルを掘り起こそう 福島を再訪した女子高生らが見た物は…石井杏奈、ドラマを再編集した映画に主演して

昨年は「ガールズ・ステップ」への初主演など活躍した石井杏奈。「濃い1年でした」と笑顔で振り返る(鈴木健児撮影)

 東日本大震災から5年。離ればなれになった小学校の元同級生たちが福島県の故郷を訪ねる「LIVE! LOVE! SING! 生きて愛して歌うこと 劇場版」(井上剛監督)が23日から全国で順次公開される。昨年3月にNHKで放送されたドラマを再編集したもので、主演の石井杏奈(17)は「福島と自分に向き合うことができた作品です」と語る。(岡本耕治)

 神戸に住む女子高生、朝海(あさみ=石井)のもとに、小学生時代の同級生、本気(マジ=前田航基)から「立ち入り制限区域の母校に埋めたタイムカプセルを掘り返そう」とメールが届く。同じ誘いを受けた香雅里(かがり=木下百花)、勝(柾木玲弥)、そして朝海の学校の教師、岡里(渡辺大知)の5人は福島を目指して長い旅に出る-。

 3月の放送では、揺れ動く5人の心情を巧みに描いた内容と被災地を新鮮な視点で捉えた映像で大きな反響を呼んだ。劇場版は、朝海以外の4人の背景についての描写が増え、より陰影に富んだ物語となった。

 撮影は平成26年に福島県南相馬市などで実施。阪神大震災を題材にした「その街のこども 劇場版」でも高い評価を得た井上監督はリハーサルをほぼ行わず、ドキュメンタリーのように俳優を追いかけた。

 石井は「ほとんどアドリブで、『言ってほしいセリフはあるけど、言いたいときに言えばいい』という感じ。朝海はあまりに自分の環境と違うので演じるのは不安だったけど、すごくやりやすくて、新鮮でした」と、撮影を振り返る。

 5人がショッピングセンターを訪ねるシーンがある。ねじ曲がった店舗、割れたガラス…。震災によって破壊されたままの商店を前に、呆然(ぼうぜん)と立ち尽くす彼らの衝撃が伝わってくる。

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