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【原節子さん死去】昭和の大女優、謎の引退で伝説に

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【原節子さん死去】
昭和の大女優、謎の引退で伝説に

原節子さんが出演した映画「魂を投げろ」の一場面(新潮社提供)

 9月に亡くなっていたことが分かった原節子さんは、100本を超える作品に出演し、日本を代表する映画女優として活躍した。引退後は50年以上にわたって公の場から遠ざかって静かに暮らし、若いころのイメージを国民の記憶にとどめたまま世を去った。まさに伝説の大女優らしい生涯だった。

 大正9年、2男5女の末っ子として生まれた原さんは、義兄で映画監督だった熊谷久虎氏の勧めで、高等女学校を中退して日活入り。昭和10年、15歳のときに「ためらふ勿(なか)れ若人よ」で銀幕デビューを果たした。

 若いころは日本人離れした彫りの深い美貌に演技が追いついていない「大根役者」とのレッテルも張られたが、昭和24年に公開された小津安二郎監督の「晩春」や今井正監督の「青い山脈」の演技で高い評価を得た。自身、ある対談で「私は終戦の年まで女優というものを職業として、それほど意識していなかったんです。素人と同じだったわけですね。ですから、カメラの前で芝居をするっていうのは、とても恥ずかしくって…」と振り返っている。

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