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【インタビュー】外為ディーラーの経験生かした報道記者時代 鈴木款さん(下)シニアコメンテーター

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【インタビュー】
外為ディーラーの経験生かした報道記者時代 鈴木款さん(下)シニアコメンテーター

「報道局は変わり者が多いと聞いていたけど、そうじゃなくて一生懸命な人が多い」と話す鈴木款さん =東京・台場のフジテレビ (栗橋隆悦撮影)

 フジテレビがインターネットなどで発信する専門局「ホウドウキョク」などに出演し、あらゆるニュースを扱っている解説委員室のシニアコメンテーター、鈴木款(まこと)さん(53)。今年春まで経済部長(当時)を務めた報道記者だが、農林中央金庫で外為ディーラーをしていた経歴を持つ。

 「公共性のある仕事をしたい」と農林中金に入庫。当時、世界貿易センタービルにあったニューヨーク支店で外為ディーリングに携わった。1985年のプラザ合意による円高誘導で毎日、外為市場が乱高下する中、億円単位の金額を扱う仕事で、「プレッシャーはすごかった」という。

 米国赴任中に湾岸戦争が勃発。バグダッドに記者を置いたCNNが空爆を生中継し、世界中を驚かせた。「テレビニュースの時代だと衝撃を受けた」。日本に帰任したものの、当時の金融業界はバブル崩壊で厳しい状況だった。「全く別の仕事をしてみたい」と、米国で衝撃を受けたテレビの世界に転じた。

 9年間の営業の仕事を経て報道局へ。39歳になっていた。「周囲は若い人ばかりだけど気にならなかった。企画を出して認められれば番組に反映される。報道局は居心地が良かった」

 当事者が出演して議論する番組の先駆けとなった「報道2001」(現在は「新報道2001」)を担当したときは当時注目されていた田中真紀子氏や田中康夫氏に交渉し、出演にこぎつけた。当時の「報道2001」は、亀井静香氏の出演時にスタジオに亀を置いたり、原寸大の沖ノ鳥島を作ったり、「新しいことをやろうという気概がある番組だった。私も自由にやらせてもらった」という。

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