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【蒼樹うめ展新聞】「温かさ」が受け手に刺さる作品 「まんがタイムきらら」グループ編集長 小林宏之さんに聞く

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【蒼樹うめ展新聞】
「温かさ」が受け手に刺さる作品 「まんがタイムきらら」グループ編集長 小林宏之さんに聞く

 蒼樹うめさんのイラストを初めてみたとき、温かさが伝わってきました。かわいさやうまさではなく、温かさが見ている側に刺さる。そういう作家さんってレアなんです。イラストのタッチやモチーフの選び方に、作家さんの人柄がストレートに投影されているような印象を受けて、すごい人を見つけたなと思いました。

 当時、僕らが立ち上げたばかりの「まんがタイムきらら」は、女の子の日常を描きながら、何かに向かって頑張る姿や、そういう女の子を支える人たちの姿、それと互いに応援し合う心、そういった人間の正の部分が発する感情を世の中に発表していく雑誌にしよう、と考えていました。その柱に蒼樹さんがなってくれるのではないか、という予感はありました。

 連載を開始してすぐに雑誌の表紙もお願いしましたが、やっぱり負担だったとは思います。蒼樹さんはまだ美大生で、大学の課題も多かったはずですから。だけど、楽しく描いていただけているのではないかとは思っていました。そして現在も変わらず、大変な思いをしながら楽しく描いていただけているのではないでしょうか。ただ当時とは、立場や知名度も雲泥の差です。感じているプレッシャーや自分に課している作品のクオリティーの高さは、最初の段階と比べられないものになっているとは思います。

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