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【自作再訪】モンキー・パンチさん「ルパン三世」 憧れの異文化が凝縮

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【自作再訪】
モンキー・パンチさん「ルパン三世」 憧れの異文化が凝縮

「女性の絵は下手だと言われたんで、2年間クロッキー(速写)を学んだ。おかげで峰不二子が描けるようになったよ」と振り返るモンキー・パンチさん (荻窪佳撮影)

 《アルセーヌ・ルパンの孫に当たる主人公が、相棒の次元大介や峰不二子らと暴れまくる作品は、昭和42年7月創刊の「週刊漫画アクション」(双葉社)の巻頭を飾った》

 北海道の定時制高校を卒業後、電気関係の専門学校に行くために上京したけど、貸本用の漫画を描くアルバイトばかりしていました。水木しげるさんやさいとう・たかをさんも別の出版社で描いていたが、貸本屋が斜陽になり仕事がなくなった。それで同人誌を100部ほど作り出版社やテレビ局に送ったんです。唯一、連絡があったのが双葉社。そのころ、映画「007」シリーズが始まっていて(ジェームズ・ボンド役の)ショーン・コネリーの似顔絵を大人の色気とアウトロー的な面を出して表紙に描いたら、双葉社の清水文人さん(のちに同社社長)から、「ナンセンス漫画を描けるか」と言われて。当時、米風刺漫画雑誌「MAD」やアメコミを読んでいたから、その影響を受けた4コマ漫画を描きました。あるとき、僕の漫画を見た清水さんが「加藤一彦という絵じゃねえよな。ペンネームつけてやる、モンキー・パンチだ」って。理由は聞けずじまいでしたが、作者が外国人か日本人か、わからなくしたかったんじゃないでしょうか。

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