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シュツットガルト・バレエ団来日 フォーゲル、「ロミオ」など2作に主演

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シュツットガルト・バレエ団来日 フォーゲル、「ロミオ」など2作に主演

ホームページに日本語サイトも備える親日家。「鉢巻きもお気に入り」とフォーゲル(野村成次撮影)

 世界的文学からバレエの傑作を生み、歴史に名を刻んだ英振付家、ジョン・クランコ(1927~73年)。クランコが芸術監督として磨き上げた独シュツットガルト・バレエ団が3年ぶりの来日公演で、演劇的バレエの神髄「ロミオとジュリエット」と「オネーギン」を上演する。両作品に主演を予定しているのが、端正な踊りと容姿で日本にもファンが多いフリーデマン・フォーゲルだ。

 「愛に純粋で情熱的なロミオと人生に退屈しているオネーギン、対照的な役を演じます。全く別の物語で、クランコ振り付けの素晴らしさを、より感じられると思います」。フォーゲルはロミオをマクミラン版など別の振り付けでも演じているが、クランコ版は“自分の一部”とまで表現する特別な存在だ。

 一方、露国民詩人、プーシキンの小説をバレエ化したオネーギン役は日本初披露。一度は田舎娘、タチヤーナの求愛を拒んだ青年貴族、オネーギンが数年後、逆に愛を告白し、拒絶される物語だ。

 「複雑な人間ですが、自分のいろいろな面が表現できます」。特にタチヤーナとオネーギンによる1幕と3幕のパ・ド・ドゥ(2人の踊り)は、前者は甘やかな愛の感情、後者は別れの憂愁が漂うクランコ作品の真骨頂。「すべての動きに意味があり、納得できる。自然に踊れる」という自信の2作での主演に笑みがこぼれた。

 「ロミオ-」は11月13~15日、「オネーギン」は21~23日、東京文化会館(東京都台東区)。日程で出演者は異なる。(電)03・3791・8888。(飯塚友子)

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