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小説『三匹のおっさん』初舞台化 “還暦ヒーロー”3人組、明治座で大暴れ

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小説『三匹のおっさん』初舞台化 “還暦ヒーロー”3人組、明治座で大暴れ

まだまだ若い還暦ヒーローが大活躍。左から西郷輝彦、松平健、中村梅雀

キヨ・松平健、ノリ・中村梅雀、シゲ・西郷輝彦

 シリーズ累計150万部を超える作家、有川浩の人気小説『三匹のおっさん』が初舞台化される。身近な悪に立ち向かう“還暦ヒーロー”の3人組を、松平健(61)、中村梅雀(59)、西郷輝彦(68)という時代劇でおなじみのスターが珍しく現代劇で初共演する。

 「見どころは立ち廻りで初めてやられてしまうところ」と笑うのは、ドラマ「暴れん坊将軍」の八代将軍、徳川吉宗など常にさっそうとした時代劇のヒーローを演じ続けてきた松平。だが、今回登場するおっさんたちは正義を尊ぶ心は吉宗にも負けないが、1人では弱い。そこで、剣道の達人のキヨ(松平)、機械に詳しい頭脳派のノリ(梅雀)、柔道の達人のシゲ(西郷)が力を合わせ、さまざまな事件を解決する顛末(てんまつ)を笑いと涙で描く。

 3人はいわゆる「団塊の世代」の役。脚本・演出の田村孝裕は「原作には団塊の世代が共感できる部分が多分にある。そこを崩さないように書いた」と話す。高度成長期の日本を支えた自負はあるが、定年後は家庭で居場所がないおっさんたち。西郷は「世直しをやっているくせに、自分の家庭が一番うまくいってないおっさんがテーマ」と鋭く指摘する。しかし、いろいろあっても作品はおっさんへの応援歌。梅雀も「3人の還暦を過ぎた人間がどう闘うか。家族関係も見直すことができる舞台」と作品に賛辞を贈っていた。9月4~27日、明治座(東京都中央区)。明治座チケットセンター(電)03・3666・6666。(飯塚友子)

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