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強気の歌姫T・スウィフト、屈するか 中国当局が忌み嫌う数字「1989」関連グッズ販売自粛の観測

世界的な人気を誇る米歌手、テイラー・スウィフトさん(25)が、大ヒットアルバム「1989」のタイトルを使用した関連グッズの販売を中国で自粛するとの観測が広がっている。「1989」は中国で天安門事件が起きた年で、事件に関係する言葉や記述はインターネット上で検閲当局による厳しい監視対象となっている。スウィフトさん側は否定しているが、ロイター通信など欧米メディアは、当局に目を付けられて11月に予定している上海でのコンサートが中止に追い込まれる懸念があり、販売を自粛する可能性があると報じた。(SANKEI EXPRESS)
■天安門事件を連想
彼女の生まれた年をタイトルにした「1989」は昨年10月の発売以来、全世界で860万枚を売る大ヒットを記録。中国での彼女の人気は高く、中国版ツイッター「微博(ウェイボ)」に開設したアカウントには、数百万人ものフォロワーがいる。
こうした人気に比例し、中国のネット通販サイトでは、彼女の関連グッズの偽物が大量に出回っているという。これに対抗するため、今月8日から中国2大ネット通販サイトのアリババと京東商城で自身が立ち上げたブランドの衣料品など関連グッズを販売することにしていた。