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朗読劇「わりなき恋」岸惠子 自作小説で最後で最高の愛描く

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朗読劇「わりなき恋」岸惠子 自作小説で最後で最高の愛描く

岸恵子

 銀幕の大スター、岸惠子(82)が自作の小説の朗読劇に挑む。高齢の女性の人生最後で最高の愛と性を描いた「わりなき恋」。

 「この話は映画でやりたいと思っていたんです。でも、私がイメージするヒロインを演じていただく女優さんが見当たらない。そこで、朗読劇にして自分で演じることにしたのです」

 ヒロインは70歳に手が届く年齢でありながら、世界中を飛び回るドキュメンタリー作家。それでいて色っぽく、エレガント。10歳以上も年下の男性と恋に落ちる。

 主人公の伊奈笙子が運命の相手と出会ったのは、パリ行きの機内のファーストクラス。男は日本の大企業のトップマネジメント、九鬼兼太。隣り合った2人は、1960年代の「プラハの春」の思い出話を交わし、やがて、灼熱(しゃくねつ)の恋に身をこがしていく-。

 成熟した大人同士の恋の喜び、苦しみを描きながらも、背景にあるのは、自身で見てきた世界の激動の歴史であり、文化である。

 「日本にはこの年代の女性を描いた作品がほとんどない。そういう文化的土壌がないんですね。だからこそ、書いてみたかった」

 笙子は「私そのもの」という。「ドジなところもある。でも、フランスで一人で子供を育てていくのは大変なことだった。パリが私を強くしてくれました」

 朗読劇にするに当たり、「6バージョン書き直した」という。小説とは違った劇世界が立ち上がるだろう。15日午後3時、東京・浜町の明治座。(電)03・3666・6666。(亀岡典子)

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