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【花形出番です】「芸の新橋」つなぐ 日本舞踊尾上流四代家元・尾上菊之丞さん(39)(3)

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【花形出番です】
「芸の新橋」つなぐ 日本舞踊尾上流四代家元・尾上菊之丞さん(39)(3)

芸者衆の指導にも熱が入る =東京・新橋

 毎年この時期、新橋演舞場(東京・銀座)で「東をどり」の振り付け・指導をしています。

 大正14年から続く新橋芸者衆の踊りを楽しむ催しで、今回で91回目を迎えます。生まれ育った土地ですから、新橋花柳界はもはや自分の一部です。

 「芸の新橋」といわれてきた水準を、これからも保ち続けたい。かつて、東をどりは文壇や画壇の重鎮が参加する、日本の芸術文化の粋を集めた公演でした。今も一見の価値のあるものにしたいので、芸のレベルをさらに上げていきたい。

 世界的に見ても、花柳界が文化の発信地として存在する国はありません。この独特の文化は日本の宝物だと思う。その宝に携わる以上、きちんとした形で続けたいと思います。

 今年の東をどりで僕がかかわるのは「艶姿(あですがた)三趣(さんしゅ)」の第1景「芸者はるあき」。清元のにぎやかな曲を使い、芸者衆が大勢、小気味よく踊ります。新橋芸者がよく見え、とにかく活気と活力あふれる舞台にしたい。

 6月13日午後2時から国立劇場(東京・隼町)の「伝統芸能の魅力」というシリーズの「日本舞踊を楽しむ」という公演に出演します。僕が解説し、「連獅子」を踊ります。日本の芸能は知れば知るほど面白いですが、入り口が少し狭い。こうした公演が入り口になり、楽しみ方をお伝えできればいいですね。(談)

 「東をどり」は24日まで。「日本舞踊を楽しむ」の問い合わせは(電)0570・07・9900。

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