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【映画と生きる】映画の“つなげる力”を再確認 大分県で「臼杵古里映画学校」初開催

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【映画と生きる】
映画の“つなげる力”を再確認 大分県で「臼杵古里映画学校」初開催

常盤貴子らの演技を見守るスタッフ。観客は大きなスクリーンで確認できる=2月14日、大分県臼杵市の臼杵市民会館(藤井克郎撮影)

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 ワークショップで作られていた映画は、「べえが戦争に行った日」という短編だった。事前に募集したシナリオから、大分県佐伯市在住の野々下留美さんの作品を大林監督が潤色したものだが、監督によると、撮影に6日はかかるボリュームなのだという。「それを1日で撮ってしまおうというのですから、ギネスブック級です」と大林監督はマイクで説明する。

 舞台上のセットは一つだけだが、映画は現代と戦中のシーンが交錯する。どうやってその違いを表現するのかと思ったら、スタッフが緑色の布を引っ張り出してきて、床やバックに張り巡らせ始めた。別の場所で撮影した牛舎の映像と合成させるのだという。

 ここで戦中のシーンを撮影するのは予定外だったらしく、大林監督は「私はこれから過去のシーンについてあわてて考えなくてはなりません。それでもにこにこしていないといけない。監督は人に見られる仕事なので、何事もないかのようにしているのも必要なんです」と笑わせる。

 演出プランに頭を悩ませる監督に代わって、今度は主役を演じる常盤がマイクを握る。「疲れは終わってから感じるんです。今やっと監督にお水を飲んでもらいました。それくらい集中しているんです」と話す。

 午後8時前、主題歌を担当する伊勢正三が姿を見せた。伊勢は隣町の津久見市の出身だが、作詞作曲した「なごり雪」をモチーフにした映画を大林監督が撮るなど2人は深い交流を続けている。この日の授業は大勢の観客が見守る中、セットが組まれたままの舞台上で主題歌を作ってしまおうという、これまた無謀な試みで、「最初はえらいむちゃぶりだなと思った」と伊勢は打ち明ける。

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