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【TVクリップ】田中哲司 「人気作家」と「代筆者」 2人の女性を操り、のし上がろうとする敏腕編集長の“今後”は…

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田中哲司 「人気作家」と「代筆者」 2人の女性を操り、のし上がろうとする敏腕編集長の“今後”は…

文芸誌編集長の神崎(田中哲司、右)は、人気作家のリサとゴーストライターの由樹を利用する

「ゴーストライター」フジテレビ、火曜午後9時

 舞台を中心に活躍してきたが、近年は名バイプレーヤー(脇役)として数多くの映画やドラマに引っ張りだこ。今作では、敏腕の文芸誌編集長、神崎を好演している。出世のため、他人を利用することもいとわない、ギラギラした男の色香が漂う。

 「貪欲な性格の役で、やっていて楽しい。自分も、若い頃は『売れたい』とか、がむしゃらでしたけど、そろそろそういうところがなくなってきているので…」と笑う。

 人気作家の遠野リサ(中谷美紀)は執筆に行き詰まり、作家を目指す無名の川原由樹(水川あさみ)に代筆を委ねるようになる。最年少役員の座を狙う神崎は、リサに甘い言葉をささやきつつ、由樹のことも巧みに操り、自身の手柄にしていく。

 「才能に行き詰まった人と、無名だけど才能にあふれる人が刺激し合い、関係が変化していくのが面白い。僕も仕事柄、ものを生み出すつらさはすごく分かる」と語り、スリリングな展開に引き込まれている。

 リサ役の中谷とは、昨年のNHK大河「軍師官兵衛」でも共演。第7話、旅館で浴衣姿で向かい合う場面では「大河が頭をよぎりましたね。『照殿(大河での中谷の役)!』って」と笑う。キムラ緑子、石橋凌といったベテランとの共演も刺激になっているといい、最近のお気に入りは、神崎を支える出版社常務、鳥飼(石橋)とバーで会話するシーン。「2人で悪巧みしている感じがいい。凌さんとバーという場所が似合うんです」と語る。

 酒は自身にとっても大きな息抜きになっている。「その日の撮影の終わりが近づくと、ソワソワしてくるんですよ」と明かす。

 今年も多数の仕事予定が入っているが、平成23、24年、4時間近くに及ぶ三好十郎の長編戯曲「浮標(ぶい)」(長塚圭史演出)に挑戦したことが自信につながっているという。「せりふを覚えるのは最低限の礼儀ですが、役者って、どこかいい加減な部分も持っていないと、芝居に面白さが出ない」。劇中とは打って変わって、舞台裏での表情はあくまで温和。ドラマの最終盤、神崎が冷酷なだけでないどんな一面を見せてくれるのか、見逃せない。(三品貴志)

       ◇

 〈たなか・てつし〉昭和41年生まれ。三重県出身。日大芸術学部演劇学科卒。長年、舞台を中心に活躍し、平成17年の主演舞台「城」で注目を集める。近年は映画やドラマにも数多く出演し、映画「アウトレイジ ビヨンド」、「そして父になる」、NHK大河「軍師官兵衛」など出演作多数。

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