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世界へ飛躍、日本流ストリートダンス 国際交流基金、アジア公演を支援

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世界へ飛躍、日本流ストリートダンス 国際交流基金、アジア公演を支援

ワークショップで参加者にアニメーションダンスの手ほどきをする「タイムマシーン」の黄帝心仙人(左端) =いずれも7日、マレーシア・クアラルンプールの「クアラルンプール・パフォーミング・アーツ・センター」

 会場を埋め尽くしたおよそ全ての観客が立ち上がり、ダフト・パンクの曲「ゲット・ラッキー」に合わせ、即興のダンスを始めた。舞台上でリードするのは、日本を代表するストリートダンスカンパニー「WRECKING CREW ORCHESTRA(レッキンクルーオーケストラ)」のメンバーらだ。

 これは、今月7日にマレーシアの首都、クアラルンプールで行われた日本のストリートダンス公演のフィナーレの様子。日本のストリートダンスはただ踊るだけでなく、芝居の要素などを取り入れた舞台作品として独自の進化を遂げ、「ストリートからステージへ」を合言葉に、多くのダンスカンパニーからさまざまな舞台作品が生まれている。日本文化の一環として海外に紹介されるほどだ。

 今回の公演は、アジアにおける国際交流を推進する「国際交流基金アジアセンター」(東京都新宿区)が、ストリートダンスを介した文化交流プロジェクト「ダンス・ダンス・アジア」として実施。3月までの第1弾は、マレーシアのほか、フィリピンやベトナムなど東南アジア4カ国に10組のダンスカンパニーやダンサーを派遣。同センター文化事業チームの吉岡憲彦さんは「『日本から和太鼓などを呼んでほしい』と言われ続けたが、ここ数年、ストリートダンスを、という声が高まっている」と話す。

 こうしたなか、アジア駐在の職員から、具体的なダンサー名を挙げて招きたいという声が上がるなどし、ストリートダンスの舞台作品のプロデュースを手掛ける「パルコ」との開催にこぎつけた。公的機関が支援に乗り出し、ストリートダンスを日本文化として紹介するのは初めての試みといえる。

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